地域資源を掘り起こし、付加価値を与える

SOLARISは、人々の信頼の基礎に、地域文化などへの愛着があると考えています。これは、忘れられてしまった日本の絵画などを掘り起こし、その魅力を伝える各種の活動の中から得られた知見です。社会科学と芸術・文化は少し遠いところにあるイメージがあるかもしれませんが、芸術・文化を考えていくことは、地域の信頼を対象にするときもっとも重要だといっても過言ではありません。

 

なぜ、芸術・文化なのでしょうか?たとえば、大坂画壇としてくくられる一連の絵画作品があります。江戸期まで、あるいはものによっては明治期まで、京都や東京(江戸)の絵画に勝るとも劣らない評価を大阪の絵画は得ていました。最近の研究では、丸山応挙、伊藤若冲など京都、江戸の画家たちも、大坂画壇の画家たちの影響を強く受けたということが明らかになってきています。また、大坂画壇の画家たちは、現在国宝として扱われるような作品の作家(とたえば、浦上玉堂など)と多く交わりをもちました。大阪は、日本の芸術・文化のサロンを構成しており、文人たちが自らの好きなものを書くという市民社会の胎動の場でもありました。ところが、現在では、こうした大阪の絵画は社会からほとんど忘れ去られ、非常に安い価格で海外に多くが買われていくという現状があります。

 

ところで、関西大学STEPSOLARISと連携協定を結んでいる研究ユニット)では、こうした絵画を丁寧に守り続けている大阪の老舗料亭などに協力をお願いし、超高精細デジタル化を、各種の企業の力をかりながら行ってきました。そして、それらを用いた講演会を各地で展開したところ、大坂画壇の絵画への理解も少しずつですが広がり、さらには、こうした画像を利用した調査の結果、大坂画壇の良さを理解するにつれて地域への愛着も増していくこと、そして、そうした愛着は、大阪の人々全体への信頼感を醸成する可能性があることが分かってきました。

 

地域にはうまく活用できていないさまざまな資源があります。絵画ばかりでなく、たとえば、全国に増えつつある廃校あと、シャッターの多い商店街などはいずれも人々の記憶の中で大切にされながら、利用されることが少ないままにあります。

 

SOLARISは地域の人々と協力しながら、こうした地域の潜在的な財産を掘り起こし、そのことで人々の愛着を強め、結果、人々が協力するプラットフォームとなるような社会的信頼感の多い地域づくりをお手伝いします。

 

地域づくりのお手伝いにつきましては、その内容や地域によって、詳細な企画をたてさせていただきます。

 クライアント様の状況に応じ、できるだけコストを抑えたご提案をいたしますので、興味をお持ちでしたら、まず、下記「お問い合わせ」より、ご希望の概要をご連絡ください。