人や企業の信頼感を測定する

社会的信頼は、社会関係資本(ソーシャルキャピタル)の重要な要素として考えられてきました。R. パットナムのイタリアの政治、経済的発達と社会関係資本との関係に関する実証研究や、J. S. コールマンの教育達成に関する社関係資本の機能の実証研究などから、社会関係資本が経済資本、人的資本の蓄積に重要な役割を果たすことが認められるようになりました。ただし、社会関係資本と呼ばれているきたものは、本当に資本としての性格を有しているのか、また、社会関係資本の概念の中には何が含まれるべきかに関しては、大きな議論があり、決着がついているとはいいがたい状態にあります。ただし、社会関係資本の中心的な要素は、社会的信頼であるという点については、多くの研究者の間で合意がとれているといってよいでしょう。

 

社会的信頼は「信頼感」と「信頼性」に分けられます。ちなみに、社会的信頼についてはtrustという英文が用いられますが、一般に、機械まで含めた信頼にはrelyの語が当てられます。信頼性(reliability)は、JISで「アイテムが与えられた条件で規定の期間中、要求された機能を果たすことができる性質」と定義されますが、社会的信頼性(trustworthiness)では対象が人間というだけで、基本的な内容はほぼ同じと考えて差し支えありません。社会的信頼は、小説、映画などで繰り返し扱われてきていますが、その本質は、あいまいな情緒的なものではなく、工学的に定義できます。

 

ここまでは、社会科学と工学ではほぼ同じ方向性ですが、社会科学では「信頼感」を非常に重視してきました。そして、「信頼感」は工学では扱われることはまずありません。なぜなら、「信頼感」とは他者(人間、機械、ペットなどなど)の「信頼性」の推定値として、人間が頭の中に抱く思いだからです。そして、先述のR. パットナムの研究を基礎として、世界銀行が一つの中心となり、経済的発展に対して、社会全体の信頼感が重要であることが実証的に示されてきました。

 

「信頼感」のない社会では、人はいつでもびくびくしていなければならず、また、他人から身を守るために多くの資源を使わなければなりません。さらに、市場での取引、とくにインターネット上の取引は、他人に対する信頼が全くない社会では活発になることはありません。「社会的信頼感」が社会を円滑動かし、効率を上げる潤滑油として比喩されるのはそのためです。

 

SOLARISは、最新の社会心理学の測定手法を援用しながら、独自に開発した技術で、人々の心の中の信頼感を測定します。そして、その状況を評価し、信頼感が低い場合には、どこに課題があるのかを分析し、その解決のためのお手伝いをしていきます。

 

また、守秘義務の履行、人権の保護については、日本学術会議の定める倫理規定にのっとって行います。

 

 

クライアント様に合わせて、信頼の測定からコンサルティングまでを行います。

信頼の測定手法は、クライアント様の目的、環境に合わせて、インターネットを利用するもの、インターネットから切り離したPC単体で行うもの、紙ベースで行うものなどさまざまな方法が可能です。また、単純集計、クロス表分析から高度な統計分析まで、分析も様々に対応いたします。

クライアント様の状況に応じ、できるだけコストを抑えたご提案をいたしますので、興味をお持ちでしたら、まず、下記「お問い合わせ」より、ご希望の概要をま連絡ください。