ネットワークはいろいろな基準で分類できますが、ネガティブネットワークとポジティブネットワークの二つに分けて考える仕方があります。ネガティブネットワークとは、企業を例にとると次のようになります。いま、企業Aが、企業Bおよび企業Cと取引関係があるとき、企業Aと企業Bの取引が「増える」とき、企業Aと企業Cの取引が「減り」、逆に、企業Aと企業Bの取引が「減る」とき、企業Aと企業Cの取引が「増える」ならば、B-A-Cのネットワークは、ネガティブネットワークを構成するといいます。企業Bと企業Cが競合する財やサービスを企業Aと取引しているときにこのような関係になります。つまり、ネガティブネットワークは、どこかのつながりが太くなったり細くなったりすると、それにしたがって別のつながりが、逆向きに、細くなったり太くなったりするような構造をしています。企業間の取引や、友達関係など、競合する資源(お金、時間など)を取り合うようなときに見られる関係性を表現したもので、これまでの社会学、社会心理学の力関係をめぐる研究などは、このネガティブネットワークを中心に展開してきました。
一方、ポジティブネットワークがB-A-Cで構成されているとき、A-Bの取引の増減は、そのままA-Cの取引の増減を生み出します。つまり、A-Bの取引が活発になったとき、A-Cの取引も活発になることで、結果、A,B,Cのいずれの企業もより多くの利益をえるような場合にあたります。こうした状況は、企業Bと企業Cが異なる原材料を提供する企業で、それぞれが提供する材料の両者をあつめて、企業Aが製品をつくるようなときにこうした状況が起こります。
SOLARISの前身となる研究センターSTEPでは、信頼関係の構築を、ポジティブネットワーク形成の枠組みから考え、WIN-WINになる関係を構築する社会実験を行ってきました。そして、被災地支援のための起業、発達障碍児支援のための場所づくり、商店街活性化のための拠点の設置を行い、実践的な成果をあげてきています。
この枠組みはPONET理論としてまとめられていますが、SOLARISはPONET理論を適用し、地域内の問題の軽減、企業間取引の活性化などのお手伝いしていきます。
(PONET理論の実践的ツールであるPONETシステムは、現在、パテント取得準備中です)
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